【突然エンジンがかからなくなり…】
9万キロ程走行した、デイズルークス 型式:B21A エンジン:3B20
のエンジンが”ガンガラガンガラガンガラガンガラ”と音がしだしてきました。
どうやらタイミングチェーンが緩んでいる(?)ような症状ですが、そのまま暫く使用運行していました。
しかし、ある日突然エンジンがかからなくなりました。(セルは回るが、プラグ点火しない)
事前のコンピュータ診断も幾つかエラーコードがでました。
[B1477]IG電圧異常低下
[U0401]エンジンCANデータ異常
[C1565]エンジン回転入力異常
[B2503]ノーズビューカメラ異常
[B2547]右サイドカメラ異常
[P0335]クランク角センサー
ビューカメラ関係は直接は無関係な気がしましたが、エンジンがかからないことがネックで
ターボ車であることもあり、今回は中古エンジンを載せ替えを実施しました。
本業と並行しながら、期間をかけて連日少しずつ作業を進めました。
↓↓全国検索してたった1件ターボ用エンジンがあり、さっそく取り寄せしました。
走行5万キロ台の美品です。
門柱リフトで車体を上げたままの作業です。
フロントのエアコンコンデンサー、ラジエータ、メンバーも全て外しました。
↓↓アンコを取っ払うとこんな感じに。
外したエンジンユニット1式です。
何がどうなっていたか、あとあと困らないようにできるだけ写真に収めておきました。
別スペース内で吊り具を使用して旧エンジンを切り離し、中古エンジンを移植、組付けをします。
内部タイミングチェーンは やはり緩んでおりました(-_-;)
力士ひとりも載せて運べるぐらいの台車でらくらくリフトまで。
何かと便利です(笑)
間違いの無い様に配線の通路やカプラのひとつひとつをチェックしながら戻していきました。
エアコンガスの再充填等を経て戻し組付けます。
さあ!エンジン再始動と、プッシュボタンを押しても、キュルキュルセルは回るがかからず…
もう一度エンジンコンピュータでチェックするとエラーコードが…
クランク角センサーの疑いあり、旧エンジンについていたものを外して移植することに
カバーを撤去する必要がありますが、下から潜ったまま交換できました。
再びエンジン始動させたところ、無事にエンジンがかかりました。
チェーンがあたるようなガラガラした音は完全になくなりました。
近年の車はエンジンコンピュータと連動している要素が大きいので、エンジンを載せ替える際は適合の確認
など充分に注意されたほうがよろしいです。
型式が一致していてもモノがまったく違うケースが多いのでご注意下さい。
(有)ヤマト自動車工業
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