【エンジンが力弱い-イグニッションコイルに…】
ＧＳで点火プラグを交換したばかりなのにエンジン加速が弱いということで当工場にお越しになりました
修理事例をご紹介します
念のためにお客様にはGSで交換する前に使用していた点火プラグを持ってきて頂き、見てみるとまだまだ充分に使えるものであり、点火プラグが原因ではない事はハッキリしています
▼まず、点火火花がきちんと飛んでいるかを点検するため３本のイグニッションコイルを１つずつ確認しました
▼３本のうち１本だけ火花が強すぎて不安定なものがあり、これに疑いをかけました
▼すると…赤丸の箇所に広範囲にわたって亀裂が出来ていました！
▼拡大したものがこれ（亀裂の入り方がカミナリのような模様をしています）
点火プラグの発熱は５００℃～８００℃ともいわれ、ものすごい熱いです
エンジン稼働中は常時このコイルの部分に高熱が掛かっており、長い年月とともに素材が劣化してきてしまいます
当然この亀裂からは高圧電流が漏れ（リークするといいます）安定した火花が供給できなくなり、正常な運転ができないのです
今回は１本がダメでしたが残り２本も疲弊がきていて、いつ壊れてもおかしくありません
安心のために同時に全て交換しました
交換後、各部点検試運転を実施し、安全を確認してからオーナー様にお渡しとなりました
自動車の不調でこれはおかしい…ということがありましたら遠慮なくご相談下さい
原因から調査して最適の修理法をご提案いたします
(有)ヤマト自動車工業
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